彗星

2024年4月13日 (土)

木星、ポン・ブルックス彗星、月(4/10)

 4月10日は、天文雑誌の4月号にも紹介されていた「木星とポン・ブルックス彗星、月齢1.7の月が7度の範囲に並ぶ様子」を見に行ってきました。

場所は4/1と同じところ。道中でシカやキジに出会ったり、落石がひどかったりするのも同じでした。違っていたのは、風がないかわりに透明度が悪く、SCWの予報どおり、薄雲もあったところです。そのため、前回以上に彗星は見栄えがしませんでした。

12p100sduf-15s24m_dsc601841gesyubgsm

Nikon D7000(無改造)+ 100SDUF ISO1000 15s×24コマ
GN-170 ノータッチ

 12p_20240410_dsc_1939

Nikon D600(無改造)+ Ai AF ZoomNikkor  80-200mm 105mm F3.5 5秒 ISO1000
GN-170 ノータッチ

画像では、どこに彗星があるのかほとんどわかりません。7×50の双眼鏡でも、彗星の存在は確認できるものの、尾はわかりませんでした。

それでも、種類の異なる太陽系の3天体を同時に眺め、赤城山に沈んでいく細い月と地球照の様子を味わうことができたので大満足でした。

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2024年4月 7日 (日)

4/1のポン・ブルックス彗星(12P)

新年度は初日からポン・ブルックス彗星の撮影に行ってきました。

春霞の影響を少しでも軽減しようと考え、標高を稼ぐために久しぶりの撮影地に行ってみました。
真西に赤城山が望めるお気に入りの場所ですが、落石の痕跡が多くて怖かったです。
1000mちょっとまで上がったものの、透明度が悪く、たいした画像は残せませんでした。
フラット処理もうまくいかず、なんだか汚い画像です。

12p20240401f30s30masdigibgs66perfl2trimm
Nikon D600(無改造)+ FSQ-106 ISO1000 29s×30コマ
GN-170 ノータッチ

Dsc_5948nxdbgssmartcurvem
NikonD7000(無改造)+ Ai AF ZoomNikkor  80-200mm F4 25秒 ISO1000
GN-170 ノータッチ

道路はこんな状態の場所が何ヶ所かありました。
Photo_20240413172501

吉田誠一さんのHPによると、4月3日にバーストを起こして1等ほど明るくなり、4月5日現在は3.8等だそうです。
あと1回くらいは撮影できるといいのですが、チャンスがあるかどうか…。

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2023年2月 5日 (日)

1/29のZTF彗星

先週末はZTF彗星(C/2022 E3)を撮影してみました。とは言っても自宅からのデジタルカメラによるお手軽撮影です。ノイズやバックのカブリもかなりありますが、なんとか尾は捉えることができました。

2022e3fsq106-d600iso1600df60s20nkdigi-75

 

昨夜は透明度が悪く、また月明かりもあるので撮影は諦めてしまいました。

FSQ-106 Nikon D600 
01/29 04h23m~ 60s×20コマを彗星基準で合成
75%トリミング後リサイズ

フラット処理などもしたのですが、センサー上のごみの跡も残っているので、フラットエイドを使ってもう少し修正してみました。

2022e3fsq106-0129fl2m

なかなかおもしろいとは思うのですが、もっと見応えのある彗星が、そろそろ現れてくれないものでしょうか。

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2021年12月 5日 (日)

12/5のレナード彗星(C/2021 A1)

今朝のレナード彗星です。

2021a1e60sn20pkdigim20211205

ε-160 QHY9 60s×20コマを彗星基準で合成 04h21m~

今回はRGB画像との合成はしていません。
なぜかというと、昨日と同じようにFSQ-106+D600で撮影はしていたのですが、なんとピント合わせに使ったバーティノフマスクを外し忘れていたのです。
フラットを撮影しようとしたときに気づき、その後、薄明の進んだ時刻になってから慌てて撮影した画像がこちら。
2021a1fsq120sn4ptrimdigitone_filteredm

FSQ-106 Nikon D600 
12/5 05h23m~ 120s×4コマを恒星基準で合成 

フラットもうまく合わず、あまり強調した画像処理はできませんでした。

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2021年12月 4日 (土)

12/4のレナード彗星(C/2021 A1)

レナード彗星(C/2021 A1)が明け方の空に見えています。

今朝になって、ようやく撮影できました。
2021a1e60sn20pdigiselfflatlrgbm

モノクロ画像 ε-160 QHY9 60s×20コマを彗星基準で合成 04h20m~
RGB画像  FSQ-106 Nikon 04h20m
StellaImage9等で画像処理

なかなか、それらしい姿になってきましたが、尾の構造はそれほど複雑ではないようです。

RGB情報として撮影したデジカメ画像の方が写野が広いため、球状星団M3とのランデブーを収めることができました。
2021a1とM3(FSQ-106+D600)

FSQ-106 Nikon D600 
12/4 05h00m~ 120s×4コマを恒星基準で合成
80%トリミング後リサイズ

久しぶりの撮影だったため、前日帰宅後に機材の準備をしているうちに24時を回ってしまいました。
翌朝は3時過ぎに起きて撮影しましたが、明るい彗星がやって来ると、つい無理をしてしまいますね。

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2019年1月 1日 (火)

恭賀新年

本年もよろしくお願いいたします。

穏やかに晴れ渡った元旦でしたが、
あまり体調が優れず、初日の出も拝まないまま新年がスタートしました。


画像は、撮りっぱなしだった「ウィルタネン彗星(46P)とすばる(M45)」です。
12/15日の深夜に撮影したのですが、最近になってようやく簡単な画像処理ができました。
撮影そのものも、自宅でのズームレンズによるお手軽撮影です。

Dsc_266782digisyum

Nikon D600(ノーマル) Ai AF ZoomNikkor  80-200mm F3.2 14.2秒×16コマ ISO1000


1/6は部分日食ですね。
楽しみにしているのですが、ちょっと天気が心配です。

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2015年12月20日 (日)

カタリナ彗星(C/2013 US10)

カタリナ彗星(C/2013 US10 Catalina)は、2013年10月31日に、カタリナ・スカイサーベイによって発見された新彗星です。当初は久しぶりの肉眼彗星になることが期待されていましたが、残念ながら予報より1~2等級ほど暗いようです。
そんな状態だったことに加え、天候が悪い日が続いたこと、忙しい時期だったことなども重なり、ずっと望遠鏡を向けられないままでいたのですが、今朝になってようやくその姿を捉える機会が持てました。

2013us10enf30s19m_20151220flm

機材はε-160+QHYノーフィルターです。

QHY9に関しては、2月にフィルターホイールのことでずいぶん悩んだのですが、それも解決しました。ところがε-160ではピントが出なかったり、コントロール部分が干渉してしまったりで、いまだにフィルターホイールが使えずにいたのです。

その後、光映舎さんで使えそうなアダプターを見つけたので、すぐに発注しました。そして今回やっと試すことができたのですが、なんとこれもフィルターホイールのコントロール部分がわずかに干渉してしまうのです。

さて、どうしましょうか…。

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2015年3月16日 (月)

ラブジョイ彗星(2014 Q2)が移動する様子

少し前の画像ですが、ラブジョイ彗星(2014 Q2)の移動の様子を動画にしてみました。 前半は恒星基準で位置合わせをし、彗星が星々の間を移動していく様子を表現しました。 そして、後半は彗星基準で位置合わせを行い、尾の様子の変化を見やすくしてみました。

StellaImageVer.7では、位置合わせをした画像を保存できるようになったので、手間がずいぶん軽減されました。 もともとは、太陽の表面に様子を動画化するために利用していた機能なのですが、他にも活用できそうです。
(画像が暗めになってしまったのがちょっと残念です)

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2015年2月 8日 (日)

2/6のラブジョイ彗星

金曜日のラブジョイ彗星です。
前回同様月明かりがあり、尾もますます淡くなっています。

2014q2elpsdf120s20mchtdigiflm_20150
ε-160 QHY9 LPS-P2フィルター 2分×20コマ

DSSによるStars + Cmet Stackingは相変わらずうまくいきません。しかし、StellImageに比べて彗星を指定するときの精度が低くてもきちんと位置を検出してくれるので、最近は合成するところまではDSSを使う機会が増えています。

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2015年2月 4日 (水)

昨夜のラブジョイ彗星

昨夜(2/3)のラブジョイ彗星です。
一応、晴れていれば望遠鏡を向けるようにしていますが、月明かりもあったため、あまりぱっとしません。もう最盛期は過ぎてしまったという印象は否めないですね。

2014q2elpsdf120s10mch2tkdigimfl_020
ε-160 QHY9 LPS-P2フィルター 2分×10コマ

2014q2elpsdf120s30mchtkdigimfl_0203
ε-160 QHY9 LPS-P2フィルター 2分×30コマ

今回もフラットエイドを使ってカブリを補正しました。

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