天文機材

2026年6月20日 (土)

3月の振り返り その1(シリウス)

何度か光軸調整を重ねているうちに、ふと思いついてシリウスの伴星にもチャレンジしてみました。
これまでも挑戦したことはあるのですが、斜鏡のスパイダーによる光条が邪魔で確認できなかったので、鏡筒を45°回転させてみることにしました。リゲルは簡単に分離して写るのですが、シリウスは輝度差があって難しいですね。

強めの画像処理を行ったのでちょっと見苦しいのですが、伴星が左上に写っています。

202603241006_6mrgbsirius_lapl6_ap42

シーイングもあまり良くなかったためか、眼視では伴星がここにあると意識して注意深く見ていると見えているような...といった程度でした。


2026/3/24 19h06m  ZWO ASI 290MC
25cmF6ニュートン F8コマコレクター+Televue POWERMATE 2.5×

| | コメント (0)

2026年1月16日 (金)

馬頭星雲

先日、馬頭星雲をアップした際、古い画像しかないことに改めて気づきました。
そこで1/8の夜、久々に撮影したものが次の画像です。

Ic434e160-df120s53auto-800mm-syudigipins

高橋製作所 ε-160 Nikon D610(HKIR改造) ISO640
IDAS LPS-P2フィルター 2分×53コマ
StellaImage10で画像処理 800mm相当にトリミング
川上勇氏製作31cm赤道儀 NS企画 DOG NS-5000
NexGuideによるオートガイド

最近出番の少ないe-160ですが、以前は輝星によるゴーストが目立ちました。
補正レンズをデジタル対応のものに変えてからはかなりましになったのですが、今回は円弧状に現われてしまったようです。
それより、ミラーボックスによるケラレが顕著で驚きました。
e-160は1980年代後半から使用していますが、TP-2415で撮影している頃は画像処理もなかったのでほとんど気になりませんでした。
その後、天体用に改造したD70を使いましたが、このときもそれほど影響を感じませんでした。APS-Cサイズであることや今より空が暗かったことなどが理由でしょうか。
それが今回、HKIR改造したD610で撮影してみると、画面上下、特に下側にその影響が多く見られました。あまりにひどいので800mm相当にトリミングしましたが、これではちょうどAPS-Cサイズになってしまい、フルサイズの利点が生かせません。

比較として、15年前に撮影したD70改造機による画像も掲載します。
機材や撮影方法、画像処理が変わってもあまり進歩が見られずちょっとがっかりです。
Ic434d70k2elpsdf600s10mdigissnoise-20100
2010/01/14 
ε-160 Nikon D70(IR改造) ISO800
IDAS LPS-P2フィルター 10分×10コマ

| | コメント (0)

2024年11月10日 (日)

Nikon Z6Ⅲ+Z180-600mmによるアンドロメダ銀河

11/3に遠征した際、新しい機材のテストをしてきました。
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRです。

鳥の撮影を主な目的として購入したレンズですが、天体写真には適しているのでしょうか。ネット検索してもほとんど作例がヒットしません。
以前なら「ズームレンズで星の撮影なんて・・・」という印象でしたが、最近のレンズは高性能ですし、Z70-200mmなどは、天文ガイド2023年10月号でも絶賛されています。
このレンズは開放値が5.6-6.3とかなり暗いので同じような写りは期待できませんが、どんな結果になるでしょうか。

まずはjpg撮って出しの1枚画像にレベル調整を施しただけの画像です。

Z63_2195levelm 

Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO3200 600mmf6.3開放 180秒
なかなかいけそうです。

続いて、画像処理を施した画像です。ダーク&フラット画像を取得していなかったのですが、ステライメージ9を使い、7コマを加算してレベル調整、周辺減光補正、デジタル現像、トーンカーブ調整を行ってみました。

M31600mmf63iso3200d180s7psyudigitone2m-2

大きく明るい天体なら、十分使えそうです。

この記事では400mmの時がこのレンズにおけるスウィートスポットとあるので、今度は400mmでも撮影してみたいと思います。

| | コメント (0)

2021年2月11日 (木)

接眼部のグリスアップ

私が使用しているメインの鏡筒は、知人から譲っていただいた25㎝のニュートン反射です。
同封されていたデータシートには「アーム光学」というメーカー名が記してありますが、接眼部は高橋製作所のMTシリーズのような印象を受けます。実際、コマコレクターやレデューサーはMT-200用を使用しています。

その接眼部ですが、数年前からラック&ピニオンの動きが渋く、特に冬場は指先が痛くなるほどでした。また、回転装置もかなりの力を必要とします。
そこで、グリスアップを行ってみることにしました。

20210116dscn2524m  

いろいろと分解し、古いグリスを除去したあと、CATさんから購入したグリス「高粘度 硬め W」 を塗り込んでみました。

動きがスムーズになった上、適度な粘度があり、今のところ快調です。

 

| | コメント (0)

2019年8月 8日 (木)

昨夜の土星-ADCの効果

今年の夏は梅雨がなかなか明けず、我が家のドームもずっと閉まったまま。
最近になってようやく晴れ間が見えたと思ったら、群馬星の会のMLでは、早速惑星の画像が投稿されてきました。私も大いに
刺激を受け、ようやく望遠鏡が稼働しました。

昨夜は雲が多くてあきらめかけていたのですが、22時過ぎになってやっと土星が少し見えるようになりました。
そこで初めてADC(Atmospheric Dispersion Corrector-大気色分散補正のためのプリズム)を使ってみたのですが、ADCの効果だけでこんなに違うものでしょうか。

1枚目(上)は8/6でADC無し、2枚目(下)が8/7でADC有りです。

201908061150_7201908061307_2

前々から大気による色分散は、南中高度の低い火星や土星で特に感じていて、Autostakkertでスタックする際にRGB補正を行い、さらにRegistaxでも補正していました。8/6の画像もそうなのですが、それでもはっきりとした色ズレがあります。
8/7はADCのおかげで色ズレが少ないのですが、それだけでここまで描写が変わるものでしょうか。

使っている鏡筒がニュートン式なので水平に合わせるのが面倒なため、今までADCを使っていなかったのですが、昨夜は南中時を狙えばだいたい水平方向に合わせられると思って試してみたのです。シーイングも2晩でそれほど違わず、撮影データも画像処理もほぼ同じなのですが、あまりの違いに驚いています。
ADC有り無しで撮り比べておけばよかったのですが、雲間からのためその余裕がありませんでした。ピントの位置も大きく変わるし…。

とにかく、今までで一番良い土星の画像が得られて、うれしい夏になりました。

 


 

 

| | コメント (0)

2019年5月26日 (日)

久しぶりの木星

昨夜撮影した、今シーズン初めての木星です。

201905251453_1rgb_lapl4_ap25_1

25㎝ニュートン TeleVue 2.5×PowerMate ZWO ASI290MC

1年ほど前に購入したカメラでの撮影です。
2012年初頭から使っているDBK-31ASより感度が高く、またUSB3.0になったおかげでfspも稼げました。

しかしながら、マニアが撮影されている最近の素晴らしい画像とは比べ物になりませんね。なんとかして、もう少し細かいところまで描写したいものです。

 

| | コメント (0)

2018年9月21日 (金)

スマホで月の撮影

8月後半から天候が悪く、土星、火星はおろか月さえまともに見えない日が続いています。

先日、ようやく月が見える時間にたまたま帰宅できたので、やっとスマホアダプターを試す機会が持てました。

Dsc_0871m

FSQ-106 1.6XExtender  LV-15mm  SONY Experia SO-01K

スマホで撮影後、リサイズしたのみの撮って出し画像です。
せっかくなので、ちょっとトリミングしたあと、欠け際を描写するために少しだけ画像処理してみました。

Dsc_0871tshm_2

肝心の使い勝手は「少しは撮影しやすくなった程度」なので、観察会での利用は微妙なところです。今度行われる「中秋の名月」の観察会で役に立てばいいのですが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月28日 (火)

夏休みの工作(スマホ用アダプターの製作)

最近の観察会では、参加された方に、スマートフォンを使って月を撮影していただくことが多くなってきました。カメラの性能が良くなっているので、思ったより簡単に撮影することができます。

ただ、それなりのコツは必要です。特にカメラのレンズをアイピースの中央に固定しておくことが難しく、画面に月が映ったと思ってもタイムラグがあるため、シャッターを押す前にずれてしまう方が多いようです。


そんなときのために「スマートフォンアダプター」と呼ばれる製品がいくつか販売されているので、これを使ってみると格段に成功率が上がることと思います。私の知人もビクセンの製品を所有していて、観察会ではとても役に立っている様子でした。


私も一つ用意しようかと考えていたのですが、以前「理科教育ニュース」という冊子にアクリル板と洗濯ばさみを使ったアダプター製作の記事が載っていたので、それを参考にして作ってみることにしました。


記事は顕微鏡用でしたが、原理は同じです。洗濯ばさみの側面のうち片方にだけ接着剤を塗り、アクリル板に接着するだけです。また、アクリル板には滑り止めシートを貼って、スマホが不用意に動かないようにします。記事ではアクリル板はそのまま使用するようでしたが、少しでも画像をよくしたいと思い、ドリルで穴を開けておきました(バックは、発表直後にもらってきたNikonのフルサイズミラーレスのカタログです。深い意味はありませんが、この時期に作ったという記念みたいなものです)。

Dsc_0817m

構想は以前からあったのですが、なかなか目的にあった洗濯ばさみが見つからず、そのままになっていました。今回のものもまだ試作段階ですが、まあ無いよりはましかなと思います。


今度月が見えたら、試写してみたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月29日 (日)

惑星のシーズン

今年の夏には火星が2年2ヶ月ぶりに最接近します。今回は2003年以来の大接近です。
木星も5月9日に「衝」を迎えますし、夜遅くには土星も見やすくなってきました。

そんなシーズンになってきたので、3連休初日の昨夜は、新しい機材のテストを行ってみました。

まずは今までの機材での画像。fps=15なので90秒の撮像でもスタックに使えたのは1000フレーム以下でした。シーイングは2/5。ふだんならあきらめる条件です。久しぶりに時間が取れたので比較のために撮像しましたが、やはり全然ダメです。

Jup25cmf65x15sg1023_180428_224243_2

続いて新カメラ。USB3.0ですし、同じ90秒で3400フレームほど撮像できています。

Jup_231606_g3_ap312_430_55vga_2

シャッタースピードが早く、フレーム数も多いため、同じ90秒の撮像でもこれだけ違いが出るのですね。

熟練者の画像には遠く及びませんが、今後が楽しみになってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月12日 (月)

太田宇宙の会 第47回宇宙展

一昨日は午前中に仕事を済ませたあと、宇宙展に立ち寄ってきました。

Dsc_0334tmjpg

この催しに参加するたびに、1年間の時が経つ早さに驚きます。しかし、それ以上にいつも様々な情報をいただき、刺激を受けて帰ってきます。

早速、素晴らしい天体写真を堪能させていただきます。

Dsc_0337m

Dsc_0340m

Dsc_0338m

Nさんによる北アメリカ皆既日食のすばらしい画像もありました。

Dsc_0344mjpg

別室ではMさんによる微速度撮影の星空をプロジェクターで投影していました。これまでネットにアップされているものはいくつも拝見させていただいていましたが、壁一面に投影されていると迫力が違いますね。


ここのところ忙しさにかまけて、なにか天文イベントがないと星に向き合っていません。
もちろん、時間があれば自宅でも星空を見上げてはいますが、満天の星空の下でじっくりと時間を過ごしたいという気持ちが高まってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧