天体写真

2017年10月15日 (日)

スターウォッチングin赤城2017のご報告

昨日の「第31回スターウォッチングin赤城2017」、無事終了することができました。

このblogで「実施します」とお知らせしたのが13:40過ぎだったでしょうか。
その後、荷物の確認をして現地に向かうと、国道354号線で前橋市に入ったあたりから霧雨模様。
「このままでは本部テントの設営も難しいかもしれない。『やはり中止とさせていただきました』という案内を出さなければならない状況になったら申し訳ない」などと考えながら、山道を登っていきました。


ところが、会場付近まで車を進めていくと空が明るくなり、ときおり薄日も差しています。急いで、準備を進めました。
その後は時折霧が発生する不安定な天気。開会行事を始める頃には、ちらほら星も見えてきましたが、いつ曇ってしまうかわかりません。定刻をやや過ぎた頃に、簡単な開会行事を行ってすぐ天体観察を始めました。


下の画像は、本部テントとその上に輝く秋の星々です。まだまだ、雲の多い状況です。

Dsc_0067nxdm

参加者の方には、見え始めた夏の大三角を案内したり、早い時間帯に沈んでしまう土星を望遠鏡で見ていただいたりしました。
 
そうこうしているうちに、また曇り空です。そこで会員のKuさんによるパソコンを使った星空解説を行いました。
時折、霧が通過していくため、フラッシュを使ったらこんな画像になってしまいました。

Dsc_0076mjpg


解説の途中で雲が切れ始め、20時頃には全天星空が広がりました。
数時間前にはとても考えられない素晴らしい空です。
夏の大三角や天の川もよく見えました。

Dsc_0087nxd2mjpg

固定撮影でささっと撮った1枚画像です。
(ニコンD7000  ISO1600 SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF →F2.8)


来場者は50名ほどではありましたが、土星を始め夏~秋の星座、M13(球状星団)、M27(亜鈴星雲)、M31(アンドロメダ銀河)、M57(リング星雲)などの星雲星団を観測していただくことができました。
 
恒例のプレゼント大抽選会ですが、良く晴れていること、参加者が少ないことから星の観察を行いながらの同時進行となりました。
用意した賞品の方が参加者数より多かったのですが、ものによっては名物の「ジャンケンによる争奪戦」となりました。

Dsc_0090m


飛び入りで参加してくださった星の手帖社のKさんから提供していただいた望遠鏡は、家族で参加してくださったご兄弟の手に渡りました。

Dsc_0094m

続いて、8月21日のアメリカ皆既日食観測報告会です。
観測隊リーダーのAHさんから、今回の日食の概況や現地の様子などの紹介がありました。臨場感あふれるビデオ映像には、会員を含めた参加者全員の目が釘付けになっていました。

Dsc_0129m

次回の皆既日食は2年後のチリ。日本では18年後にここ群馬県でも皆既日食を見ることができます。そのころは、どんな機材でどんな観測を行ってることでしょうか。
 
22時を回った頃からまた雲が多くなってきましたが、それでも第一時解散の24時近くまでは雲量2~8のいわゆる「晴れ」。夜露に悩まされながらも、星雲星団の観察を続けました。
しかし、その後は「曇り」となってしまい、月の出の時刻も迫ってきたため、我々スタッフも機材を片付け、帰路についたり車中泊の準備を行ったりしました。
 
 
ご協力いただいたギガオプト、サンデンファシリティ(株)、中村悦子音楽事務所の各社様からは、今回もマルチスコープをはじめとするプレゼント品を提供していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

最後になりますが、スターウォッチングin赤城は、群馬星の会による一般の方を対象とした天体観察会です。例年、10月の土曜日の中から月齢を考えて開催日を決めています。ご意見・ご要望等がありましたら、気軽にお寄せください(このblogへのコメントという形でも結構です)。
参考までに、今までの様子については実行委員長による紹介ページやこのトピックスのページからたどってみてください。

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2017年10月 7日 (土)

十五夜

今年の十五夜は、10月4日でした。

月が昇ってきた時は、良く晴れていたのですが、帰宅した頃はかなり雲が出ていました。
なんとか雲間から撮った1枚です。

Dsc_0065shusm

よく見ると、月の左上が欠けています。
今年の十五夜は満月の2日前。撮影した時は月齢14.3でした。

晴れていて自宅から撮影できた十五夜をこのblogから拾ってみると
2015年は満月の1日前、、2013年2011年はちょうど満月だったようです。

どうしてこのようになるのか、また、今後10年間の中秋の名月と満月の関係などについては、おなじみのAstoiArtsのページがおすすめです。

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2017年8月14日 (月)

赤城山(地蔵岳)とペルセウス座流星群

今年のペルセウス座流星群の極大予想時刻は、8月13日午前4時。土曜日から日曜日にかけての夜なので、遠征には好都合です。しかし、下弦前の月が22時頃には昇ってきてしまうので、街灯りを避けても月明かりの影響からは逃れられません。また、ここのところ天候不順で天気予報も芳しくありません。
そこで、近場の観察ポイントに行き、昼間は簡単な登山、夕方は温泉、夜はペルセ群が見られたらラッキーというお気軽プランを考えてみました。

第1案は奥日光のハイキング+戦場ヶ原でペルセ群。
しかし、天気予報では、20時頃まで雨。
そこで急遽、赤城山登山をしたあと、天気予報を見て観測地を決めることにしました。これなら最悪の場合、帰宅するのにも楽です。
赤城山の最高峰である黒檜山には、2008年6月に登っています。今回は、最高峰ではないものの一等三角点がある地蔵岳に行ってみました。


大洞の駐車場に車を停めて歩き出すと、すぐにキアゲハが近寄ってきました。
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前橋市赤城少年自然の家の反対側にある登り口から登山開始です。Dsc_9944m

しばらくは、笹の間のガレ場を登っていきます。標識も整備されていますが、ほとんど人に会いませんでした。Dsc_9947m

こんな倒木もあり、場所によっては下をくぐり抜けるところもありました。Dsc_9948m

途中の開けた場所からは、山頂の電波塔が見えました。Dsc_9965mjpg

地蔵岳の頂上いつも眺めているのでよく知っているつもりでしたが、こんなに電波塔があったのですね。Dsc_9973m
ここが山頂の一等三角点。Dsc_9977m

振り返れば、この景色。
歩き始めた頃は霧がまいていましたが、お昼時には晴れてきました。Dsc_9982m

帰路は八丁峠方面へ。整備された木道が続き、小沼の眺めがいいはずなのですが、急にガスってしまいました。Dsc_0981m

かなり下ってjから、ようやく小沼が見えました。Dsc_0983m

八丁峠の登山口はこんな場所。山頂まで1時間で往復できるそうです。

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スキー場の跡地が見えてくれば、ゴールはすぐそこです。Dsc_9992m

駐車場に戻って天気予報をチェックすると、奥日光方面はまだ雨模様です。
時刻は14:40。時間はたっぷりあるので、大沼のほとりで少し休んでから一度下山して、温泉に行くことにしました。
17:30過ぎにGPVの天気予報を見ても奥日光は雨模様。この時点でペルセ群は赤城山で見ることにしました。
夕食を取り、コンビニの駐車場から前橋の花火をちょっと見物してから新坂平に行くと 曇天にもかかわらず、結構人がいました。

しばらくすると、隣の車の方から専門的な話が聞こえてきます。
あいさつに行ってみると、なんと群馬星の会のSさんでした。
(素晴らしい天体写真と機材を見せていただきありがとうございました。)

天気予報では、深夜から雲が薄くなりそうです。しかし、23時を回ってもなかなか回復せず、周りの人もあきらめて帰って行きます。
私も帰り支度をしていると、雲が切れ始め、隙間から星が見え始めました。
あわてて機材を組み直し、極軸合わせやピント合わせなどの準備を始めました。、
23:40におは、なかなかの空になりましたが、流星は少なめです。
カメラに収めた一つ目の流星がこちら(23:55)。

Dsc_9994km

いくつか合成してみました。Dsc_9988999499979999syum

月明かりはあるし、雲が通過する時間帯もありましたが、そのまま夜明けまで流星見物を楽しみました。Dsc_0275036805450546syutone00940165

薄明が始まり、もう金星とかカペラしか見えない中、青空に流星が流れる光景はなかなか見応えがありました。
その後、日の出を見ようと鳥居峠まで行ってみると、見事な雲海が広がっていました。

Dsc_0977shtm

久しぶりに充実した24時間でした。

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2017年4月23日 (日)

衝を過ぎた木星

年度末から年度初めは何かと忙しいですね。
木星もいつの間にか衝を過ぎていました。

太田の宇宙展で拝見させていただいた月面写真のインパクトが大きく、また最近の惑星写真のレベルの高さも別次元だと感じています。
機材や技術の進歩に追いつけていませんが、それでも自分なりの記録(記念)写真を残しておきたいと思います。

Jupiter25cmf65x30s_d310_440_17041_2

25cmニュートン 5×パワーメイト DBK-31AS

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2017年3月 5日 (日)

昨夜(3/4)の金星

夕方の西空でずっと目立っている金星ですが、このあとは急激に高度を下げていきます。
昨夜は天気に恵まれたので、その金星を撮影してみました。

気流は落ち着かなかったものの、前回のスマートフォンによる手持ち撮影よりは、はるかに形がわかりやすい画像になりました。

Venus25cmf625x_n585wp_d225_310_1703

25cmニュートン 2.5×パワーメイト DBK-31AU

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2017年2月25日 (土)

太田宇宙の会 第46回宇宙展

今年も宇宙展の時期がやってきました。

Dsc_0798m_2

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展示されている天体写真は、今回も力作揃いです。

Dsc_0801m

今回は、新潟県から月の撮影で有名なWさんがお出でになっていました。
A3にプリントされた月面の写真を見せていただきましたが、ものすごい解像力と迫力でした。

天気にも恵まれ、屋外では太陽と金星の観察会も行われていました。

Dsc_0805m

私も古いスマホで金星を撮影させていただきました。

Dsc_0802m

スマホで手持ちコリメート撮影(リサイズのみ)

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2017年1月 1日 (日)

謹賀新年&QHY9のフィルターホイール

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

年末から穏やかな日が続き、静かな年明けとなりました。

M125cnf6ld300s14mhckdigissm_2016122

画像は年末に撮影したM1(かに星雲)です。

今回は(も)フィルターホイールが異常動作を起こしているので、またまた備忘録です。

私が使っているものは古いタイプなのですが、今までもいろいろ苦労してきました。
(たとえばこれこれ)。
今回も全く同じ症状なのですが、ドライバを入れ替えても改善しません。そこで、症状を記録してみると以下のようになっていました。

初期位置:1…白LED点灯
2を指定:変化無し
3を指定:2の位置まで回転し、赤LED点灯
4を指定:変化無し
5を指定:3の位置まで回転し、青LED点灯
6を指定:変化無し
7を指定:4の位置まで回転し、緑LED点灯

これでは5の位置にセットしてあるHαが使えませんが、仕方ありません。とりあえず、フィルターを指定する際に1,3,5,7と一つおきの番号を入力して対処しました。また、Hαは単体で使うことが多いので、フィルターホイールから外しておくことにしました。

それにしても、なぜ急にこのような症状が出たのかがわからないので、なんだかすっきりしません。

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2016年12月16日 (金)

赤城山と北天の日周運動

先日の前橋での観察会帰りのことです。月の撮影会だったので、夜空には上弦過ぎの明るい月が輝いていました。よく晴れているのですが、これでは帰宅しても満足な天体写真は撮れそうにありません。そこで、「赤城山と北天の日周運動」を撮影するのに適した場所を探してみました。

Starstax_dsc_5480dsc_5719_gap_filli

帰りがけの撮影だったので、総露出時間は1時間ちょうどで切り上げてしまいました。

これまでも何か所かで撮影しているのですが、近くに街灯があったり、人家があったりしてなかなかいい場所がありません。今回も北極星が右にずれてしまったので、また機会を見つけて場所探しをしたいと思います。

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2016年12月11日 (日)

スマホですばる

昨夜は前橋市児童文化センターで行われた市民天文教室に行って来ました。

今回のテーマは「月の写真を撮ろう!!」です。はじめにパワーポイントで簡単な説明を行い、すぐに屋上に移動して月の観望と撮影を始めました。
この日はとても寒かったためか、夏の観察会に比べて参加者はずいぶん少なめでしたが、じっくり時間をかけて撮影するにはちょうどよかったです。

スマホや携帯電話による月の撮影についてはこれまでも何度か記事にしたことがありますが、今回は参加した小学生の男の子が「すばるも撮りたい」と言って、ガラケーで挑戦していました。ちょっと難しいのではないかと思いながらお手伝いをしていたのですが、なんと星がしっかり写っています。そこで私も古いスマホで撮ってみることにしました。

Dsc_0662m
これが「撮って出し」の画像です。リサイズのみ行いました。

望遠鏡は高橋製作所のTSA-120、アイピースはセレストロンのプロ-セル25mmだったと思います。スマホはSONYの古いXPeriaZ SO-02E。完全手持ちですが、きちんと星が写るのですね。

天頂プリズムを使っていたので、左右裏像になっています。左右反転して横構図にしたものがこちら。

Dsc_0662levelbgsm
画像処理をしても、あまり効果はありませんでした。

それにしても、子どもたちの自由な発想は素晴らしいですね。

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2016年12月 4日 (日)

自宅でのM45

一昨日の晩はよく晴れていたので、QHY9をε-160に付けてM45(すばる:プレアデス星団)を撮影してみました。ただし、相変わらずフィルターホイールを付けての接続ができず、カメラアダプターに光害カットフィルターをつけただけのモノクロ画像です。

M45e160lpsdf300s15mhc180s9mhcsyudig

自宅での撮影なので、3分露出から始めました。5分でもそれほどカブリがひどくなかったので、3分露出9枚と5分露出15枚の画像をコンポジットしました。

その後、昔デジタルカメラ(改造D70)で撮影した画像とLRGB合成してみました。

M45e160lpsdf300s15mhc180s9mhcsyud_2

自宅でこれだけ撮れればまずまずかな、でもこれ以上露出時間を延ばすのは厳しいかな、などと思いながら過去のファイルを見ていたら、10分露出で撮影し、同じRGB画像を合成したものがみつかりました。

M45elpsdf600s12mtsyuksslrgbm_201501

こちらの方が、淡い部分まで写っているような…。でも構図は今回の方が少し安定しているでしょうか。どちらにしても、自宅ではこのくらいが限界のようです。

それよりも、以前に10分露出を試していたり、デジカメ画像とLRGB合成していたりしたことを忘れていたところが情けないですね。
きっと、「D70での撮影とあまり変わらないなぁ」と感じて、blogにアップしていなかったのだと思うのですが、weblogの名の通り、こまめに記録を残しておくべきだなぁと感じた次第です。

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