今年のペルセウス座流星群の極大予想時刻は、8月13日午前4時。土曜日から日曜日にかけての夜なので、遠征には好都合です。しかし、下弦前の月が22時頃には昇ってきてしまうので、街灯りを避けても月明かりの影響からは逃れられません。また、ここのところ天候不順で天気予報も芳しくありません。
そこで、近場の観察ポイントに行き、昼間は簡単な登山、夕方は温泉、夜はペルセ群が見られたらラッキーというお気軽プランを考えてみました。
第1案は奥日光のハイキング+戦場ヶ原でペルセ群。
しかし、天気予報では、20時頃まで雨。
そこで急遽、赤城山登山をしたあと、天気予報を見て観測地を決めることにしました。これなら最悪の場合、帰宅するのにも楽です。
大洞の駐車場に車を停めて歩き出すと、すぐにキアゲハが近寄ってきました。
前橋市赤城少年自然の家の反対側にある登り口から登山開始です。
しばらくは、笹の間のガレ場を登っていきます。標識も整備されていますが、ほとんど人に会いませんでした。
こんな倒木もあり、場所によっては下をくぐり抜けるところもありました。
途中の開けた場所からは、山頂の電波塔が見えました。
地蔵岳の頂上いつも眺めているのでよく知っているつもりでしたが、こんなに電波塔があったのですね。
ここが山頂の一等三角点。
振り返れば、この景色。
歩き始めた頃は霧がまいていましたが、お昼時には晴れてきました。
帰路は八丁峠方面へ。整備された木道が続き、小沼の眺めがいいはずなのですが、急にガスってしまいました。
かなり下ってjから、ようやく小沼が見えました。
八丁峠の登山口はこんな場所。山頂まで1時間で往復できるそうです。
スキー場の跡地が見えてくれば、ゴールはすぐそこです。
駐車場に戻って天気予報をチェックすると、奥日光方面はまだ雨模様です。
時刻は14:40。時間はたっぷりあるので、大沼のほとりで少し休んでから一度下山して、温泉に行くことにしました。
17:30過ぎにGPVの天気予報を見ても奥日光は雨模様。この時点でペルセ群は赤城山で見ることにしました。
夕食を取り、コンビニの駐車場から前橋の花火をちょっと見物してから新坂平に行くと
曇天にもかかわらず、結構人がいました。
しばらくすると、隣の車の方から専門的な話が聞こえてきます。
あいさつに行ってみると、なんと群馬星の会のSさんでした。
(素晴らしい天体写真と機材を見せていただきありがとうございました。)
天気予報では、深夜から雲が薄くなりそうです。しかし、23時を回ってもなかなか回復せず、周りの人もあきらめて帰って行きます。
私も帰り支度をしていると、雲が切れ始め、隙間から星が見え始めました。
あわてて機材を組み直し、極軸合わせやピント合わせなどの準備を始めました。、
23:40におは、なかなかの空になりましたが、流星は少なめです。
カメラに収めた一つ目の流星がこちら(23:55)。
いくつか合成してみました。
月明かりはあるし、雲が通過する時間帯もありましたが、そのまま夜明けまで流星見物を楽しみました。
薄明が始まり、もう金星とかカペラしか見えない中、青空に流星が流れる光景はなかなか見応えがありました。
その後、日の出を見ようと鳥居峠まで行ってみると、見事な雲海が広がっていました。
久しぶりに充実した24時間でした。
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