« 2024年12月 | トップページ | 2025年2月 »

2025年1月

2025年1月21日 (火)

1/18のアトラス彗星(C/2024 G3)

3日連続で同じ場所へ。この日は土曜日のためか、他にも3名の方がいました。しかし、彗星狙いではなく日の入りや夕景見物&撮影だったようです。

今回、彗星は双眼鏡でも全く見つからず。短い飛行機雲がやたらと目立っていました。
その後、撮影画像を拡大しても彗星が見当たりません。撮影方向を少しずらしても駄目です。時間はどんどん過ぎていき、そのまま彗星没の時刻になってしまいました。

昨夜、ようやく画像処理をすると、なんとかうっすら写っているコマがありました。画面ほぼ中央ですが、わかるでしょうか。

2024g3-20250118-17h27m-trim800mm
2025年1月18日 17h27m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO800
600mmf6.3 1/30秒 固定撮影 20コマコンポジット 800mm相当にトリミング

もう少し遅い時刻に撮影した画像もあったのですが、残念ながら彗星は撮影範囲の外でした。


彗星がこれだけ暗くなってしまったので、撮影はここまででしょうか。
今後は、条件のよい南半球で撮影した素晴らしい画像を見て楽しみたいと思います。

| | コメント (0)

2025年1月20日 (月)

1/17 八ヶ岳に沈むアトラス彗星(C/2024 G3)

この日も晴れていたので、前回と同じ場所までプチ遠征しました。
彗星の位置はノートPCを使ってシミュレーションしましたが、明け方の時と違い山並みが遠すぎてあまり参考になりませんでした。

はじめは7×50の双眼鏡で確認できませんでしたが、しばらくすると撮影画像を拡大すればモニター上に彗星が浮かび上がってきました。それを参考にしているうち、双眼鏡でもしっかりと彗星の姿がわかるようになってきました。

2024g3-20250117-17h27m-trim800mm
2025年1月17日 17h27m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO800
600mmf6.3 1/30秒 固定撮影 18コマコンポジット 800mm相当にトリミング

八ヶ岳の方向だとは思ったのですが、このときは詳しいことはわかりませんでした。
後日、カシミールで調べてみたら、赤岳の真上に彗星が写っていたのですね。
赤岳までは直線距離でちょうど100km。よい記念になりました。

| | コメント (0)

2025年1月18日 (土)

1/16のアトラス彗星(C/2024 G3)

夕空に回ったアトラス彗星を狙いに、いつもの公園に行きました。ただ、昨日からデスクトップPCの調子が悪く、ステラナビゲーターでのシミュレーションができませんでした。そのためVixenの天文アプリComet Bookで調べると、彗星と太陽の赤緯がほぼ同じだったので、太陽の沈む位置を確認し、そこから見当をつけることにしました。
あまり期待していなかったのですが、カメラのモニターでも存在が確認できました。

2024g3-20250116-17h25m-trim800mm
2025年1月16日 17h25m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO800
600mmf6.3 1/30秒 固定撮影 21コマコンポジット 800mm相当にトリミング

 

| | コメント (0)

2025年1月13日 (月)

今朝1/13のアトラス彗星(C/2024 G3)

今朝は、アトラス彗星(2024G3)を確認することができませんでした。
いつも行く場所は、東に低いながらも山があるので彗星の出も遅くなってしまいます。
ステラナビのシミュレーションでは、昇ってくるのは早くて06h40m。
山の端に沿って移動していくので、少しずれてしまうと06h45m以降です。

帰宅後、ざっと画像を確認したのですが、コンポジットした画像を強調処理しても彗星の姿が見つかりません。
おまけに、ネットでこんな記事を見つけてしまいました。
アトラス彗星C/2024 G3は、分裂したかも? - おやじねこのテレスコ日記

諦めかけていたところで、群馬星の会の仲間からMLに「撮影した」との投稿があったので、午後になってから思い切った強調処理をしてみました。
すると、なんとか彗星の姿を確認することできました。
2024g320250113-06h48m
2025年1月13日 06h48m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO800
600mmf8 1/500秒 固定撮影 13コマコンポジット 800mm相当にトリミング

固定撮影のためコンポジット枚数が稼げず荒れている上、山の端がかなり不自然になってしまい、ただ撮れたという証拠写真みたいなものですね。
この分だと、彗星が夕方の西空に回ってからも捉えるのは厳しそうです。

| | コメント (0)

2025年1月12日 (日)

1/11のアトラス彗星(C/2024 G3)

1/10に撮影した画像ですが、コンポジットしてから強調処理をしてみたら、うっすらと彗星の姿が浮かび上がってきました。
しかし、心配していたとおりのピンボケ画像。マニュアルフォーカスでピント調整をしたのですが、無限遠までピントリングが回っていなかったようです。

翌1/11日もよく晴れました。3日連続で同じ場所へ。今回は遠景でピントの確認をしたためか、撮影後のカメラのモニター画像でも彗星の存在がわかりました。

1枚目は、単純に加算合成した画像をレベル調整し、800mm相当にトリミングしたものです。
2024g320250111-06h24m-600mm14ptrim800mm
2025年1月11日 06h24m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO1250
600mmf6.3  1/8秒

続いて、彗星の位置を基準にして合成した画像です。撮影データは同じです。
2024g320250111-06h24m-comet14p-50535066l

ほとんど違いはありませんが、1枚目は日周運動で移動した彗星が少しブレて写っています。
それに対して、2枚目は地上の風景がブレています。


太陽観測機SOHO衛星のLASCO C3カメラにも、アトラス彗星が現れてきました。
このまま崩壊せずに、さらに明るくなってくれることを期待しています。


この日は透明度もよかったので、おまけに東京方面を撮影した画像を1枚。
90km先の東京スカイツリーも良く見えました(600mmノートリミング )。
Skytree_600mm

続きを読む "1/11のアトラス彗星(C/2024 G3)"

| | コメント (0)

2025年1月10日 (金)

アトラス彗星(C/2024 G3)

昨年は、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)で盛り上がりましたが、アトラスの名前がついた彗星はたくさんあります。そもそもアトラスとは、Asteroid Terrestrial-Impact Last Alert System の略称で、地球に衝突するような小惑星を早期に発見し警報するシステムです(下線部は国立天文台のHPより引用)。

そのアトラスの名のついた彗星が、また話題になっています。詳しくは割愛いたしますが、昨日の朝、その姿を捉えることができました。
2024g3-20240109-06h16m-400mm50pertrimmin

昨年の10月2日に紫金山・アトラス彗星を撮影した場所に出かけ、ステラナビゲーター12によるシミュレーションをもとに7×50の双眼鏡で探しましたが、実は見つけることができませんでした。カメラの背面液晶で見た画像しもそれらしいものは写っていません。
帰宅後、PCのモニターでよく確認してみると、うっすらと写っており、日周運動で移動していく様子もわかりました。
とにかく淡いのですが、比較的よく写っている画像を調整し、トリミングしたものが上の画像です。

2025年1月9日 06h16m
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR ISO800 400mmf6
1/8秒 4コマをStellaImage9で合成 レベル調整 800mm相当にトリミング


この彗星は、太陽に近づいていくため明るくなるものの、観測することは難しくなっていきます。
今朝も同じ場所に出かけたのですが、やはり双眼鏡では見つけられませんでした。
撮影した画像もざっとチェックしたのですが、はっきりとは確認できませんでした。先に昇ってきた水星の輝きも昨日より頼りなかったように思いましたし、ピントの精度も悪かったようです。
つい「アウトバーストでも起こして、大化けしてくれていたら…」と願ってしまいます。

| | コメント (0)

2025年1月 8日 (水)

スピカ食

今更ながらですが、12/25に起こった「スピカ食」の画像です。
ようやく、画像処理に手をつけることができました。

まずは、潜入時のもの。
20241225_spica_01

続いて出現。
20241225_spica_02

潜入時の画像を、2分間隔で合成してみました。
20241225_spica_03

出現時も同様に。
20241225_spica_04

最後に、潜入+出現です。
20241225_spica_05

画像データ(共通)
25cm F6反射 ニコンZ6Ⅲ ISO800 川上氏製作31cm用赤道儀

潜入時 1/50s  出現時 1/25s

| | コメント (0)

2025年1月 6日 (月)

惑星見物

年末年始の休みには、今でも実家にたくさんの親戚が集まります。
昨年は星好きの甥っ子が我が家に来て、スマホで土星や木星のコリメート撮影をして行きました。最近はスマホでもよく写るのでびっくりしました。
今年は土星、木星に加え、金星、火星も見られるので甥っ子の期待も大きかったのですが、予定していた晩は雲が多く、雲間から木星を見ただけで時間切れとなってしまいました。

画像は後日撮影した木星です。天頂近くまで昇っているにもかかわらず、冬場のシーイングはよくありません。大きめの機材を使っているのですが、これが精一杯です。
Jupiter202501041243_ap372

2025/1/4 21h43m  ZWO ASI 290MC
25cmF6ニュートン F8コマコレクター+Televue POWERMATE 2.5× 

| | コメント (0)

2025年1月 4日 (土)

2025年のスタート

年末の12月31日が新月だったので、久し振りに年越しの12時間露出を行いました。

天気予報がよかったので期待していたのですが、やはりそう簡単には成功しません。
結局、途中で雲が出てしまいました。

202412312025010111h58m_comp

前半の4時間分のみを合成した画像がこちら。
202412312025010130283507_comp04h00m
2024/12/31 17h49m~
Nikon Z6Ⅲ jpg撮って出しの画像をSiriusCompで比較明合成
SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF → F4 
露出25秒×480コマ(インターバル5秒)=4時間 ISO100

 

明け方からはしっかり晴れて、きれいな初日の出が拝めました。
2025

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (0)

« 2024年12月 | トップページ | 2025年2月 »