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2024年12月

2024年12月28日 (土)

2024年のふたご座流星群

明るい月とたくさんの雲に邪魔をされたふたご座流星群でしたが、一応カメラのセットはしておきました。
撮影した画像は、流星が写っているかどうか1コマ1コマ確認していくのですが、先日、ようやくその時間がとれました。大部分は雲だらけの写真になってしまいましたが、それでもいくつかの流星が写っていました。

まずは、雲が少なかった時間帯で、流星が写っていた5つのコマを含む450コマの画像を比較明合成してみました。

2024121314geminidsn450_45min5bin

Nikon D600 ISO800 AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED F2.2  5s×450コマ

5秒露出、インターバル1秒を繰り返しました。10コマ分で60秒=1分、450コマなので45分間になります。

流星の撮影では、いつもガイド撮影をした画像を合成しているので背景の星は点像になるのですが、今回は固定撮影だったため、45分間の日周運動になります。一見、見栄えはいいのですが、これだと肝心の流星が星の軌跡に負けてしまいました。

そこで、一番明るく流星が写った25h28mの画像を背景画像とし、そこに他の流星12個を位置合わせしながら比較明合成してみました。
2024121314geminids5bin

コントラスト調整なども試みてみたのですが、なんだか不自然になってしまったので、jpeg撮って出しの画像をアップします。

合成後、リサイズしただけですが、これが一番当日の月夜の雰囲気を表現しているように思います。

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2024年12月20日 (金)

プレアデス星団の食は雲の中

2024年のふたご座流星群は、12月14日の10時頃が極大とされていました。
そこで13日の晩から空を見上げていたのですが、残念ながら明るい月とたくさんの雲に邪魔をされてしまいました。
一応、雲の少ない北の空に向けてカメラをセットしてみましたが、果たして流星が写ってくれるでしょうか。

14日未明にはプレアデス星団の食も起こるのですが、南西から広がってきた雲のために見られませんでした。

画像は食が始まるよりずいぶん前の23h10m撮影のものです。

20241213_m45moon

Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 310mm F6

輝度差が大きいので1/6400秒と1/13秒の画像を加算平均し、さらに月の模様が出るように画像処理を行いましたが、それでもプレアデス星団はかすかにしか描写できませんでした。

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2024年12月15日 (日)

12/8の土星食

12月8日の土星食は天候に恵まれたものの、冬の北関東特有のシーイングの悪さはひどいものでした。
今回は自宅で見られたので、25cmF6ニュートン+F8コマコレクター+テレビュー5×パワーメイトを使い、ニコンZ6Ⅲで動画撮影をしました。ファイルサイズが大きくなってしまい、扱いに苦労しています。

静止画は、FSQ-106+1.6×エクステンダーで撮ろうと計画しましたが、拡大率が低いので以前活用していたアダプターをつけ、アイピースで拡大撮影をしました。
しかし、これが失敗。画角を重視して選んだアイピースの周辺画像が悪いのなんの。
そこで縦1/4、横1/2のトリミングをして周辺をカットした画像を紹介します。
月の位置を元にステライメージで位置合わせをし、18:15から2分おきの5コマを比較明合成してみました。

20241208_saturn_eclpse-18h15m18h23mquart

Nikon D7000 Takahashi FSQ-106 1.6Extender +WideField19mm

出現時はシーイングがさらにひどく、環の存在もわかりにくいほどなので、画像処理や合成する気力がわいてきませんでした。

 

以前、見られた土星食の記録は以下よりどうぞ。

2001年10月8日 新潟県まで遠征しました。①MT-130+コンパクトデジカメ、②25cmシュッミトカセ+ビデオカメラによる画像です。

2002年3月20日 職場の歓送迎会と重なりました。会場の駐車場で、25cmシュッミトカセ+ビデオカメラで撮影しました。

2014年9月28日 昼間の土星食でした。25cmF6反射+冷却CCD、自宅での撮影です。

いろいろ機材を工夫して撮っていますね。今回が一番準備不足だったような気がします。

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