星になった藤井さん
藤井旭さんの訃報に接し、喪失感が続いています。天文に関わる様々な興味・関心や活動に大きな大きな影響を与えていただきました。
そもそも、このブログや本館のタイトルである「星空へのいざない」は、あの「星空への招待」をリスペクトしたものですし、過去にはこんな紹介記事もアップさせていただきました。こちらとりあえずの紹介になったままですが、また記事を更新していきたいと思います。
藤井さんの書かれた書籍は、何冊持っているかわかりません。一番新しいものは以下の「白河天体観察所」ですが、天文ガイドの紹介記事を見てすぐに注文し、サイン入りのものを入手しました。一読して「藤井さんとその仲間の方々の歴史が詰まった集大成ともいえる内容だな」と思ったものの、白河天体観察所の閉所という事実に「もう新しい物語は生まれてこないのか」と寂しさも感じました。それでも、あとがきにあった「これからの機会があれば・・・」のくだりを見て楽しみにしていたのですが・・・。
藤井さんのサインも何回いただいたのかわかりません。どんなに多くの人から頼まれていても、丁寧に丁寧にペンを走らせていた姿が印象的でした。下の色紙は「星空への招待1981」に参加したときに買ったチロのTシャツが、特別製だったためにいただいたものです。チロの顔が他のTシャツと違った配色になっており、それを着て翌年の「星空への招待1982」で申し出たところ、記念にとプレゼントしていただきました。
まだまだ想いは尽きませんが、ときおり振り返りながら紹介し、自分の天文ライフの記録としても残していきたいと思います。
チロと同じく星になってしまった藤井さん。きっと、いつも一緒に満天の星空を楽しんでいることでしょう。
心より、ご冥福をお祈りいたします。
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