ペルセウス座流星群2020
8月12日、我が家付近では夕方にかなり激しい雷雨がありました。
知人が参加予定だった観察会も、お昼過ぎには中止を決定したそうです。
予報でも天候の回復は遅れそうでしたが、19時過ぎには雲が少なくなってきたので、結局、赤城山まで出かけてきました。
いつもの新坂平駐車場には、すでに15台くらいの車が止まっていました。なかには望遠鏡を設置している方もいましたが、ほとんどが一般の家族連れのようでした。最近ではテレビや新聞でも流星群の紹介が多くなっているため、流れ星を気軽に楽しむ方が増えてきたように思います。
空の方は晴れたり曇ったり。機材を組み立てていると、ときおり「おーっ!」とか「流れた!!」という声が聞こえてきます。
ようやく準備が整い、ゆっくり空を見上げると、天の川が切れに見えており、はくちょう座の暗黒帯もよくわかります。
肝心の流星は、「ペルセ群にしては、ずいぶんおとなしめ」という印象でした。数も少なめ、明るさもそれほどではなく、時折歓声が上がるものは散在流星が多かったように思います。
カメラに収めた1つめの流星も、よく見ると散在流星でした。
夏にしては透明度が良かったため、月が昇ってきても天の川が見えていました。雲量はしばらく2~8の「晴れ」の範囲で増えたり減ったりしていましたが、やがて常に7以上になってしまったので、夜明けを待たずに撤収しました。
今日になって撮影画像を確認しましたが、収穫は少なかったです。
今回は、人工天体がたくさん写っていました。一見すると流星のようですが、前後のコマにも写っていたり、流星特有の色の変化が全くなかったり。知人から「ネットにあがっていた流星の画像だよ」と示されたものの中にも、結構人工天体があるようでした。
25時31分~37分に撮影した3コマを合成した画像を掲載しますが、流星が短く雲も多いのであまり目立ちません。
Nikon D600 AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED 24mm → F2.2 14秒×3 ISO1600 5000K Toast TP-2
2017年のペルセ群に比べると、流星の見え方だけでなく過ごし方もささやかなものでしたが、きれいな星空を眺めながら良い時間を過ごすことができました。
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