雲に阻まれた10/8の皆既月食
2011年12月以来の皆既月食は、雲との戦いでした。
当日はお昼過ぎまでよく晴れていたのですが、夕方から予報通りどんどん雲が増えてきてしまいました。
我が家の天体ドームは視界がよくありません。そのため、東の空低いところで始まる今回の月食は、河川敷にでも移動して観察するつもりだったのですが、そこまでする必要がなくなってしまいました。
とは言っても、雲のすき間から月が見えないとも限らないので、東側の視界がよいベランダにBORG77EDⅡを持ちだし、空を眺めていました。
19時を10分ほど過ぎた頃、ようやく雲間からうっすらと月を確認することができました。
急いでBORGを月に向けて、なんとか撮影したのがこちら。
この後、徐々に雲が薄くなってきたので、ドームに移動し25cmでの撮影に切り替えました。
ところで、昨年の11月から赤道儀の駆動にはNS企画のDOG NS-5000を使っています。
最近リリースされたナビゲータには、現在の設定を読み取り、すぐさまキングスレートや太陽速度に切り替えることができます。月速度も選べるので早速使ってみることにしました。
さて、肝心の月食は雲間というより雲の薄いところから時折月が見えると言った程度でした。当初予定していた時間変化やタイムラプス画像は得られませんでしたが、月が見える瞬間をずっと見守っていたので、ずいぶんと「月食を見た」気分にはなりました。
以下、雲間から撮影した画像です(25cmF6直焦点 ニコンD7000)
ずっと雲があったので、もとの満月に戻った状態を写すのも一苦労でした。
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