8/12のスピカ食
ある天体が他の天体に隠される天文現象を「食(しょく)」と読んでいます。なじみのあるものとしては、「日食」や「月食」がありますが、惑星が月に隠される場合は「惑星食」とよばれています。
そして今回、おとめ座の1等星であるスピカが月に隠される「スピカ食」がありました。
ペルセウス座流星群見物に出かけた赤城山・新坂平駐車場で、この現象を見ることができました。
写真は月に露出を合わせてしまったので、スピカは小さくわかりにくいと思いますが、左の写真では月の左上、太陽の光を受けていない暗い側にあります。
このあとすぐ、月に隠されて見えなくなってしまいました。日没間もない時刻だったので、青空の中での観察でした。
出現(右の写真)は月の明るい側、右上からでした。このあと、どんどん月から離れていく様子も組写真にしてみました。
恒星食の場合は、すっと見えなくなり、また、すっと現れます。
昔見た「土星食」などの惑星食は、形や面積があるのでまた違ったおもしろさがあります。
ちなみに、12月2日の早朝には水星食があります。
月齢28の細い月に水星が隠され、再び現れるのですが、月と水星の高度があまりにも低いため、実際の観察はとても難しいと思います。
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