中国 日食観測ツアー 3日目(いよいよ当日)
予定通り、朝4時にホテルを出発。運転手さんはクラクションを鳴らし、パッシングを繰り返しながら高速道路を一路西へとバスを走らせます。
まずは宣城市方面へ向かいます。雨も弱くなり、時折太陽が顔を出します。しかし、また雨が降ってくるなど、なかなか天候が安定しません。
途中、銅稜の仲間からは「晴れている」との報告を受けます。そこで、高速道路に沿っていったん蕪湖まで北上し、さらに銅稜を目指すことにしました。
銅稜は中国政府から観測地に指定されているとかで、ICのすぐそばに大きな横断幕が貼られていました。ただし、人や車が多く、とてもここでは無理です。雲行きも怪しいので、さらにバスを走らせました。
ところが、太陽は一向に顔を出さず雨までパラついてくる始末。もうとっくに第1接触の時刻は過ぎています。あきらめて道路脇の空き地にバスを止め、奇跡的な天候の回復を待ちました。
雨がパラつく中、バスから望遠鏡を降ろし、組み立てていきます。湿気が多く、ビデオ用のテレコンバーターはレンズが曇ってしまいました。
そしていよいよ、第2接触の時刻を迎えましたが、太陽は非情にも厚い雲の中。皆既継続時間中、一度もその姿を見せてくれることはありませんでした。
辺りはずいぶん暗くなりました。1999年8月のルーマニア皆既日食の時、暗くてカメラの表示パネルが見づらかったのですが、そのとき以上の暗さです。また、鳥が鳴き出し、南東の空は夕焼け空のようでした。
結局、欠けた太陽はその後2度ほど、わずかな時間だけ姿を見せてくれただけでした。一度目は食分90%以上のかなり細い状態でしたが、カメラには捉えられず。2度目が左の画像ですが、本当に雲の薄い部分から、かろうじて確認できただけです。
参加者全員、落胆の色を隠せないまま、長い帰路につきました。いつの間にか350km以上、西に移動していたのでした。
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コメント
悪石島や上海へ足を運んだ方々がガックリされたと聞いてます。
今回は本当に残念でした。
皆既中の暗闇の写真、貴重な一枚ありがとうございます
投稿: ま | 2009年7月28日 (火) 13時43分
一緒に行ったAさんは
「どんなに努力をしても報われないことってあるんだなぁ」
とつぶやいていました。
なんとか都合をつけて、元気なうちにまた皆既日食をこの目で見てみたいと思います。
投稿: ひゃっかい | 2009年8月 1日 (土) 23時05分