私の愛機・GN-170編
この赤道儀を購入したのは1986年の冬。もう20年以上も前です。当時、高橋製作所のNJP赤道儀とどちらにするかずいぶん悩んだのですが、組み立てのしやすさと載せたい鏡筒、体力などを考え、GN-170にしました。メインの鏡筒は高橋製作所のε-160です。これにニコンのFE2+TP2415フィルムなどを使って天体写真を楽しんできました。今はもっぱらデジタル一眼です。
純正の三脚はちょっと短めで、ガイド鏡を覗くのにも苦労します。ハーフピラーも販売されていましたがかなり高価でした。そこで、ミードの三脚に載せるアダプターを前橋至誠堂さんで作ってもらいました。不動点が高くなり、その後購入したFSQ-106ともベストマッチです。
さて、今回のオーバーホールは
- 機械部分の点検
- 極軸望遠鏡の交換
- 水準器の修理
の3点がメインでした。私の使っている機種は極軸望遠鏡のスケールパターンが古く、1980年~2000年のタイプです。もちろん目検討で何とかなるのですが、これからも長く使っていくつもりなので交換を依頼しました。後期型は2010年まで対応になるそうですが、それももうすぐです。そこで、もっと新しいパターンにならないかと尋ねたところ、社内で検討していただき、2030年までのものと交換してもらうことができました。
機械部分のオーバーホールは、一緒に購入した知人が2度ほど行っていると聞き、一度はしておこうと思った次第です。同封されていた写真を見ると、本当に全部分解・清掃・調整を行っているのですね。生産ラインの関係で、問い合わせをしてから実際に作業をしてもらうまでずいぶん時間がかかってしまったのですが、これだけしていただければ満足です。
水準器の修理はこれで2度目です。ただ、最近はミードの三脚に載せているし、もともと水平出しは必要ない機種なので、この修理は気分的なものです。
この他、南半球対応への改造も可能と聞きましたが、持って行く機会もないと思って頼みませんでした。
年末休暇と新月期が重なり、「今夜は久し振りの遠征だ」と思っていたのですが、冬型が強すぎて日中は風花が舞うほどの天気でした。山間部は大雪だそうです。夕方から晴れてきたのですが、今から出かけても効率が悪そうです。今夜は遠征のつもりで自宅ドームにこもりたいと思います。
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コメント
百海さん なかなかオーバーホールは出す機会がないですね。数万円ぐらいかかったことでしょうね。私も、メインに使っている昭和機械の25Eのモーターの調子(モーターの振動吸収用のダンパーがゆるんでいる)が悪いので見てもらおうと思っていますが、大きいので来てもらうことになるので、なかなか頼めないです。思い切ってやらないと。と思っています。
投稿: おおしま | 2008年12月28日 (日) 12時11分
おおしまさん、こんばんは。
オーバーホールの費用は、10年くらい前に聞いた値段と同じでした。決して安くはなのですが、これからも長く使うつもりなので頼んでみました。
でも、極軸望遠鏡の交換も合わせるとD90が買えちゃいそうなのでかなり悩みました。
次は据え付け赤道儀のモーター交換が課題です。
投稿: ひゃっかい | 2008年12月29日 (月) 23時53分
とつぜんのメールで失礼します。地下(じげ)と申します。最近GN-170を中古で購入しました。GN-170関連の記事を調べていてこちらのページを知ったのですが、ミードの三脚仕様に
改造なされたとのことですがオリジナルの三脚はまだお持ちでしょうか。よろしかったら譲って頂けませんでしょうか。(当方のGN-170は
ピラー使用でした)ご連絡お待ちしています。
投稿: 地下英之 | 2015年2月20日 (金) 16時10分
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